オリンピックユニフォームを振り返る Beijing2022

先週日曜日、協議外で様々な物議をかもしながらも無事に閉幕した北京オリンピック。ウイグル問題で揺れる中聖火リレーの最後に登場したのは、ウイグル族アスリートでオリンピックが権威主義国家のプロパガンダに使われ、オリンピックの精神であるとか、はたまた商業化しすぎただとか、色々な問題提議をしたのは記憶に新しいところ。一視聴者で、ウインタースポーツファンの筆者は平野歩夢の素晴らしいエアを目撃し、ショーンホワイトとのハグで涙腺崩壊し、暗いニュースが続くなか久しぶりにほっこりした気持ちにつつまれ、カーリング女子には最終日まで競技を楽しませてもらい、心の底からありがとう、お疲れ様でした!と。

職業柄、競技もさることながら、やっぱり目を見張るのは競技ウエアであったり、ユニフォーム。前回の2020TOKYO五輪では、さすがデニムの国アメリカ、ラルフローレンのジーンズを穿いて登場したが、今回はどうだったのだろうか?

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まずはアメリカから

ユニフォームのサプライヤーは夏季に続きラルフローレン。今回はジーンズではないものの、前回に続きラルフローレンらしいアメリカントラッドな印象。ベタに紺×白の配色で、さわやかさを演出。トレンド感はうすいものの、清潔感とトラディショナル感が相まってとても好印象なコーディネート。

続いてはお隣韓国

サプライヤーはノースフェイス。雪山を水墨画のようなタッチでかかれたダウンジャケットは、このままストリートで使えるインパクト大なデザイン。アメリカがトラッドなら逆サイドなストリートコーディネート。巷でよく馴染みそうな印象。

三番目はイギリス 個人的には一番いいなと

サプライヤーはベン シャーマン。ユニオンジャックのざっくりタートルネックのニットが印象的。化学素材が目立つ中、質感のあるメルトンで裏地にはさりげなくUKらしいチェックを。なにより惹かれたのが足元。短めのレングスにトレンドであるサイドゴアのブーツ。王道のトラッドスタイルに今っぽさをミックスした、小粋なコーディネート。

4番目はカナダ

YOGA/Pilatesでお馴染カナダ発のルルレモンがサプライヤー。北京大会から2028年ロサンゼルス大会までの契約。1998年スタートのルルレモンがビックネーム各国の看板ブランドに肩を並べてきたという点に注目。エンジがかるおしゃれな赤が印象的。カテッィングエッジなデザインが多く、スポーツウェアにモードの匂いが混じったのも特徴。

最後はスウェーデン

東京大会に引き続きユニクロが担当。ちなみに日本で買えないもよう。各国のドメステックブランドが威信をかけてスポサードをする中、日本人として大変嬉しいニュース。

いかがでしたか?ドイツはもちろんadidas。イタリアは前回に続きアルマーニ。各国を代表する、ファッションブランド、アパレルブランドが鮮やかな祭典を彩ってきた。Lululemonやonといったわりと新しいスポーツブランドの台頭もみられ、競技以外も見逃せない今オリンピックであった。

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