Podcast 出演者紹介④Ep22 Keiko(Harlow ICE CREAM)

Podcast「fashion talk」の個性豊かな出演者を紹介している当特集。第4回は最新のEpisodeでお届けしております、Harlow ICE CREAM Tokyoで活躍中のKeikoさんを紹介させて頂きます。これまで色々な方とFashionという共通項を介し対談をしていきましたが、貴重な経験や価値観をインプットするだけでなく、生きるヒントやエネルギーを頂いております。

物静かな語り口調からは、想像できないようなエネルギーやバイタリティーを感じられました。

私がどこかの本で読み、琴線に触れたのでスマホのメモに残している文章があります。

「人生において、味覚の路線変更は有り。 色んな味を知ってから、初めてその本質がわかる。 少し味が変わってきたら、今度はその味を物差しにして感覚も常識も人生設計も変えてしまってもよい。」 PodcastのゲストKeikoさんは正にこの文章に当てはまる人生を歩まれています。

今回のPodcastは前編と後編で大きく内容が変わります。 それは彼女が人生に置いて途中で大きく舵を切って仕事の路線変更をしているから。 彼女は大阪の専門学校時代からの友人ですが当時から 個の強い大阪の学校の中でも目立つ存在だったと思います。 今も金髪に腕には可愛いタトゥーと派手な印象ですが 今よりもっとパンチが効いていたように思います。確かドレッドだったような。。。 その頃から個性的でセンスが良い印象でした。

前編で話してもらったのは、21歳で上京してからスタイリストとして活動していた頃のお話。 彼女は専門の同級生の中でも数少ない、スタイリストとして独立して活躍した人物です。

話の中にもあるように、スタイリストという仕事はファッションの職種の中でも特殊な分野だと思います。 まず、弟子に付いてアシスタントとして学び経験する時期があると言うところ。 この時期の給料はかなり少なく、大体の人がアルバイトなどと掛け持ちしています。 芸人さんにも似ているなと思います。実際、この時期が辛くて辞めていく人はかなり多いです。 そこから自分のセンスと合った雑誌やメディア、芸能人などと出会えるか 独立して稼げるかは運もあるかもしれません。 彼女も1人の女性芸能人のスタイリストとして活躍していました。 スタイリストという職業は特殊ですが自分のコーディネイトしたスタイルで芸能人やモデルなどが テレビや雑誌に出るのを目にする事はやり甲斐の1つだと思います。 雑誌の発行部数が減り、Web媒体が伸び、テレビの視聴率が減り、サブスクが伸びたりと 日々変化していく世の中ですが、いつの時代もスタイリストと言う職業は必要に思います。

後編はタイトルにもあるアイスクリーム屋さんとしてのお話に移ります。 料理人の旦那さんとの結婚を機に、地元に近い神戸に引越しし鉄板焼き料理のお店を出店。 お店が軌道に乗ると、彼女自身のルーツでもあるアメリカ、特にポートランドの ローカルカルチャーに影響を受けたスクープアイスのお店Harlow ICE CREAMを出店。 内装や看板やお店の雰囲気は、彼女のセンスが散りばめられており 海外旅行で発見して気分の上がる飲食店のようです。 写真映えするネオンの看板なんかも早くから取り入れていました。 この2店舗は共に、神戸の中心から少し離れた”目掛けていく”立地にあります。 意図的にかは分かりませんが、今は正にそういった”目掛けていく”お店が気分です。 そしてこの6月から東京の広尾にHarlow Icecream Tokyoを出店。 渋谷と恵比寿と表参道の中間にある”目掛けていく” 閑静な住宅街にあります。

こちらの店舗も内装やオブジェなど隅々までセンスが散りばめられています。 乳製品を使わないフレーバーやヴィーガンのメニューもあり 店舗で一つづつ焼いているコーンも絶品です。 取材時には夏らしいパッションフルーツを頂きました。 前編と後編で職種が大きく変わる今回のゲスト。 職種は異なりますが、一貫して彼女のセンスという線上にあります。 Podcastを聴いたり、この記事を読まれている方の人生の一つのヒントになるかもしれません。


□SHOP info

Harlow ICE CREAM

KOBE/兵庫県神戸市中央区新港町17-3 Wビル102 (12:00-18:00/火・金休み)

TOKYO/東京都渋谷区広尾3-2-12 1F(12:00-18:00/火・金休み)