もう迷わない!デニムコーディネート術①絶対抑えたい色選びの感覚

アメリカの炭鉱で働く男のワークウェアとして始まり、今日までの発展を遂げたデニム素材の数々は、ジーンズとして呼称される一般的なカジュアルウエアになるまでに発展を遂げてきた。基本的にどんなスタイルにもジーンズがマッチすると思うが、サイズ感、シルエット、そして今回記述する、色彩感の合う合わないを理解する事でコーディネートを理論的に理解する事が出来て、次に買うべきジーンズあるいわ、増えすぎたジーンズを断捨離する際にお役立ちできればと思いこのシリーズを思い立ちました。

とは、言うものの「おしゃれ、センスがいい」とは何だと考えると体形立てて話をする事が難しいのが現実である。
なぜなら「おしゃれな人、センスのいい人」の多くは上記のような判断が瞬時に脳内AIで判定できて、途中の計算式は、超音速で処理されるためその過程を言語化する事が困難であるからだ。そして何よりおしゃれ、センスが良いほど価値判断になってしまうものであり、誰がみても100点のコーディネートなどは存在しないからだ。ファッションは自由で自己表現なので。



今回目指すのは60点以上のコーディネートで誰がみても違和感がなく、多くの人が共感できるようなコーディネートの考え方をお伝えしたい。ジーンズはマスファッションの1丁目1番地の鉄板アイテムである。

Part1としてまず大切な色彩感覚に関して、これはジーンズを使ったコーディネートに関わらず、基本的な洋服選びにおいても同じ考え方でOK。

カラージーンズという類を除くと、街中でみるジーンズは主に5色に分かれる



①濃紺②中間色③水色④ブラック⑤ホワイトとする、明確に寒色に分類されるのが①②となり、その中間にあるのが③、無彩色と呼ばれるのが④⑤になる。寒色のファッションアイテムのポイントは、しまって見える事、知的にスッキリと見える事である。その色の明度が高いほど、よりしまった印象になるので、下半身にしまった印象を出したいのであれば、より濃紺に近いジーンズを選ぶと良い。また寒色が薄まり水色に近づくにつれて膨張して見えるので、同じ品番で同じサイズのスキニージーンズでも濃紺の方がより引き締まってみえ、淡さが増すにつれやや膨張した(色味が前に出た)印象を受けると思う。



トップスとの色合わせについて、正解はないのだが、一番難しい事(ちょっとあれっとなる感じ)は有彩色+有彩色+有彩色の組み合わせ。



赤シャツに黄色のインナーに中間色のジーンズ。ご覧の通りとてもチグハグと見える。一言でいうなら「うるさい」かな。

色合わせの方程式を以下のようにしてみる。

□夏
①無彩色のTシャツorシャツに有彩色のジーンズ 分かりやすくいうと吉田栄作スタイル

②有彩色のTシャツorシャツに無彩色or有彩色で淡めの色味のジーンズ サイズ感次第でカジュアルなスタイルがピッタリ

□冬
①有彩色のジャケットに無彩色のインナーに有彩色のジーンズ


②無彩色のジャケットに無彩色のインナーに無彩色のジーンズor有彩色(濃紺)のジーンズ


※ポイントはインナーの色を黒ではなく白にする事。

普段クローゼットから何となくその日の服を選ぶのだが、あまりにあたり前すぎて文章にするのがとても難しい。
特に有彩色+有彩色のコーディネートは一般的には60点は取りにくいのが分かると思う。よくある、服選びの基本を教えたサイトや記事には色は3色までにしましょうと分かりやすく記載があるが、60点から80点を狙うなら、あながち間違ってはいないとおもう。ただ同時に一部ではセオリーを逸すると、100点を取れるかもしれないのがファッションの醍醐味であると思う。実に日本人らしい感覚で話すと、その日のファッションのテーマがあったとして、あるいわTPOがあるとして、有彩色、無彩色の感覚に加え寒色、暖色が与える印象を加味してコーディネートをするといいと思う。

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