もう迷わないデニムコーディネート術②脱コンプレックス

色選びについて説明した前作に続き今回は、よくあるコンプレックスを解消するために、どういう服選び、ジーンズ選びをすれば良いか述べていきたい。

よくあるコンプレックスごとに対策を講じていきたい。

①ぽっこりお腹編


ぽっこりお腹の方を俯瞰で見ると、目線が集まるポイントはやはりぽっこりしたお腹である。ぽっこりお腹を隠すポイントで最も大事な点はお腹から目線を外すという所である、ぽっこりお腹は前に出て見える印象があるので、集中した部分をうまく逃すことで、簡単に解消ができる。そしてもう一つのポイントがコーディネートのメリハリをつけるという事である。最も重要なお腹のボリュームを逃して、コーディネートでメリハリをつける事で、劇的な変化が期待出来る。



「ポイントをお腹から逃すアイテムは」
A.着丈の長い服
B.一枚で着るなら、着丈の長い服身幅の大きな服
夏場はリネンなどの薄手で涼しげなシャツ。フットボールシャツはポイントが胸元にきて身幅も広いのでオススメ。
最後に大事な点はテーパードシルエットのデニムを合わせる事である。逆三角を描くようなシルエットにすることで足元に行くにつれスッキリとした印象になるので、目線が下に下がって行き、お腹周りが気にならないように見えると思う。

②足が太く見える



学生時代のスポーツの影響か?発達した太ももやふくらはぎがコンプレックスという人がちらほらいる。私もこの悩みと格闘する事10年戦士である。筆者も太ももが発達しており、20代の頃はウエストサイズ28インチにも関わらず、30,31インチのJeansを選ぶ体型。世は空前のスキニーブーム。私はいつもこれじゃない感にさいなまれていた。そうなると必然的にダボっとしたサイズ感のジーンズを選びがちなこの体型。でも諦めないで欲しいもし足を細く見せたい、あるいわスッキリとさせたいのであるならば、チョイスするのは以下3点の条件を満たしたものだと思う。

①深めの股上
②かなり強めなテーパードシルエット
③足首が見えるくらいの短めなレングス

以上の3点を満たすと急激にスッキリと見える。
まず①の深めな股上は、ヒップラインのシルエットを上手く見せるために重要なポイントである。太ももが太いと当然ヒップもウエストサイズに比べて大きくなる、普通のスキニーフィットを選んでしまうと、ヒップラインがくっきりと見え、ヒップが目立ちすぎてしまう、人によってがちょっと「いやらしい印象」を与えかねない。股上の深いパンツをしっかりとウエストで履くことで上記の問題は解決出来るので、股上の浅いスキニーフィットには気をつけて。

②③で大切な点は足首を出すという点である、足首が出ることで、キュッとしまった印象に見えるはずだ。ただロールアップするのではなく、しっかりとしたフィット感を残しつつも足首を出すことが大切なので、テーパードが強く効いたジーンズを選んでほしい。またスニーカーもボリュームのないローテクな物を選べば、更にスッキリとした印象を与えることが出来る。


BIGJOHN M3 134J Carrot Leg BK01

③低身長

デニムコーディネートから少し脱線するが、低身長も多くの悩みの一つだと思う。ポイントは2つ。




①目線を上に持っていく事
②縦のラインを長く見せる事

ぽっちゃりお腹や太い足より難しい感じがするが、とても簡単なポイントである。

①目線を上に持っていく事は、同化するコーディネートをさけ、トップスに明るい色を持ってきたり、帽子を被ったりするという事である。例えば全身が黒系だとまとまりはあるが、同化して見え小さくまとまって見える。それに対し、濃紺やブラックジーンズに、白のシャツやTシャツを着れば上の方が目立ち自然と視線が上向くという点だ。



②は縦のゾーンが長くなるアイテムで細長く見せるというテクニックである。例えばジャケットのインナーをストライプのシャツにする、ジャケットのインナーの着丈を細長いものにするちょっとしたテクニックで、縦長にスラッと見える。この際のジーンズ選びのポイントはレングスでクションが多くダブついたジーンズを選んでしまうと、足元にボリュームが出てしまい、折角細長く見せたのも効果がなくなってしまうという点。足元はスッキリとさせたいので、ロールアップをしたり、あらかじめレングスの短いものを選ぶと良いだろう。




今回は3つの体型コンプレックスをデニムコーディネートでカバーをする、コツを考えてみた。それぞれの悩みにあったジーンズ選びをする事で、購入時の参考になれば嬉しいです。

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