2021-06-15

いまさら聞けない 生デニムの取扱

私が週に一、二回、店頭でジーンズを販売する日、必ずする会話がこれ

「買った後どうしますか?」

いわゆる生デニムは生地に糊が施され、硬くて窮屈な印象で、これを履き続けるとなると相応の覚悟と意気込みが求められる事になる。

あるフリークはこういう

「このまま鬼ばきするとどうなるの?」

あるフリークはこういう

「お兄さん何度のお湯につけるの?」

デニム教へようこそ。

あなたの宗派は何ですか?

上の質問に私が本音で答えると「お好きにどうぞ」である。

少々冷たく感じるが、答えなんてないのがデニム教。

教祖様であるアメリカ炭鉱労働者たちも、宣教師であった自由社会の象徴でかつての若者たちも、Gパンを酷使し、肌の一部かの如くよく履き込んでいた。

そうして造られる経年変化がいわゆるカッコイイであり、デニムが唯一無二のファブリックである由来なのかもしれない。

そうデニムを買ったら履き込むことこそが大事で、あとはどうでもいい。作業着だったから少々雑でも問題ない。汚れて汗をかけば洗えばいい。こそが私の持論である。

履き込み続ける 一度糊を落とし、洗濯をする
早くあたりがつき、色落ちの速度も早い。 あたりの位置がズレず、体型にあったエイジングが維持しやすい。 破れにくくなる。
洗った際の縮であたりの位置がずれる可能性がある。 よく擦れるところから破れやすくなる。 染料が他のものに色移りしやすい。 履き込み続けるのに対し、色落ちが遅くあたりが付きづらい。 色のメリハリが付きづらい。(濃淡をはっきり出しづらい)

あるメーカはそのまま履き続ける過激なスタイルを推奨され、

BIGJOHNでは一度糊を落としてから履くことを、基本としている。

インディゴの深い色味を長く楽しみたいという理由で、私は履き込み続ける宗派の人間である。

デニムの取り扱いには各宗派(ポリシー)があり、それぞれの宣教師のようなブログやwebサイトがある。どこに入信するかはあなた次第であるし、お金と時間さえあれば途中で宗派を乗り換えることも容易である。

最後に私の言いたいことは「履きこみこそが信仰」なのであるという事。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です