▪️2024年2月16日 zine “1st Issue”

indigozineとしての2年半の活動の一つの節目として、ZINEを発行します。 indigozine issue01 価格は0円。テイクフリーの雑誌です。

ZINEとは、個人または少人数の有志が、非営利で発行する自主的な出版物のこと。 作者自身の個人的な思いや考え、主張を色濃く反映した小冊子が多いが、内容も形式も自由とされる。 (Wikipedia参照)

(Ryuichi)

個人的にこのZINEカルチャーに興味があり、我々も何か形として残せないかと考えた所からスタートしました。 雑誌のデジタル化が進み、毎月数百円のサブスクリプションで代表的な雑誌をほぼ全て読める時代です。 リアルな紙媒体の発行部数は年々減少しています。 そんな中でカウンターカルチャー的に盛り上がりを見せているのがこのZINEのジャンルです。 毎年東京都の現代美術館で開催されるTOKYO ART BOOK FAIRは、年々来場者が増加し、世界各国から様々な出版社が集まり盛り上がりを見せています。東京だけでなく、地方でもZINEを扱うショップが増えています。LAやヨーロッパなどでも展示会が毎年開催されています。

いつでもスマホ一つで読めるデジタルも便利ですが、やっぱりリアルな紙は良い。 無名の写真家や芸術家、収集家などが手軽に出版物として出せる敷居の低さもこのカルチャーの面白い所です。 今でこそ一つのジャンルとして確立されているZINEですが、昔はZINEとは呼ばれていなかったと思います。 私が最初に触れた、今で言うZINEで思い出深い物が2つあります。 一つはアメリカのカルチャーマガジンVICE。大阪の専門学生時代にカフェか古着屋でもらった覚えがあります。 音楽やサブカルチャー、環境問題、グルメなど様々なジャンルのコンテンツがあり、多岐にわたる内容を 一貫してやや毒気のあるVICEっぽさで表現されていました。 刺激的なヴィジュアルから当時影響を受けたカルチャー好き男女は多かったはずです。 無料とは思えないクオリティだった事も印象的で覚えています。

もう一つは日本の倉敷市から発行されていたKRASH JAPAN。こちらも無料でした。 東京から地元倉敷に戻られた出版社出身の赤星さんが倉敷の文化を世界に発信すべく、 発行当初からvol.10で完結すると宣言し全10冊リリースされたマガジンです。(写真: KRASH JAPAN) 食、旅、暮らし、文化、そして人。地元ならではの目線と切り口で、地域の魅力が発信されていました。 ローカルだけでなく、時に森山大道さんの写真が掲載されていたりと魅力あるマガジンでした。 このKRASH JAPANにはBIG JOHNが広告を掲載しており、当時専門学生の自分には カルチャー系マガジンにも広告を出している企業なんだと魅力を感じました。 その後、新卒で入社するのですがこのKRASH JAPANは倉敷に就職する一つの後押しとなりました。 今回このZINEを作る上で様々な方にご協力を頂きました。 バンドマン、生産者、イラストレーター、ショップ、デザイナー、街でスナップを撮らせて頂いた方々など。 indigozineのzineには人という意味も兼ねています。 色んな人の顔が見える誌面を意識して特集を作り構成を考えました。 KRASH JAPANを通して倉敷を知った当時の自分のように、 indigozineを通してどこかの誰かに少しのきっかけを作らせて頂けると嬉しいです。

tokyo art book fairの賑わう入り口
Krash Japan

(編集長)

indigozineの2人はアラフォーです。だんだんとこなすのが上手くなりますが、一方で腰もすごく重いです。0から生み出す熱量は多くありません。私は後書を書いている時に、「zineがコミニケーションのきっかけになれば嬉しい」なんて気取った言葉を書いたんです。それから2ヶ月近く経ったのですが、今も本当に変わらない気持ちでいます。出会った人のエネルギーをもらいzineに昇華しました。話す事でしか伝播しないものが沢山あります。40ページの雑誌ですが隣の人とちょっとした会話のきっかけになれば、出版した意味があるのではないかと思いました。そして改めまして、出版に際し携わり頂いた方々に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

表紙に使った3歳
原宿4歳
すっかりお姉さんな5歳