日本で初めてジーンズをはいた人は白洲次郎なのか?
本当のところは誰も分からないが、日本で初めてジーンズをはいた人が白洲次郎ならば、これほどまでにしっくりくる人がいないであろう。
白洲次郎は戦前後期より政府の要職につき、その後は実業界で辣腕をふるい、、、と
とにかく多大な功績を残された方であるが、一方文化人としての別顔も未だに多く語り継がれている。
白洲次郎と言えば「車」
白洲次郎と言えば「ゴルフ」
白洲次郎と言えば「ウイスキー」
白洲次郎と言えばダンディズムの教科書として生き字引のような男道、真ん中直球のような男性であり30代以降の男性なら一度は通過したと思う。
白ティーにジーンズの一丁目一番地デニムアウトフィット、加瀬大周、吉田栄作、織田裕二より以前にまず白洲次郎がレジェンドとして君臨していると言えるこの圧倒的な存在感。
彼は1950年サンフランシスコ講和条約へ向かう飛行機の中、ジーンズに履き換えたとされている。1930年代サンフランシスコに滞在歴があり当時ジーンズに触れていた可能性が高いだろう。これから戦争へとすすむ世相の中、いち早く話題のワークウェアを手にしファッションへ落とし込んだのである。
そんな彼がfirst manだとしたら、かなり納得感と後世に語り継ぐ語り草になるであろう。
白洲次郎が写真で履いているジーンズはLee101である。Levis501と双璧をなすストレートジーンズ名品番であり、2021年現在でも現役の人気品番。