前編かなり長くなっておりますが、ご覧頂けましたでしょうか?世界随一のソフトパワーを誇る韓国、そのアイコニックな存在であるK-POPスター達がファッションのトレンドセッターであり韓国ファッションを世界中に伝播させています。
中編では代表的なブランドを6つ紹介します。
Paragaphは2008年にソウルでスタートした、ストリート系ファッションブランド。アイコニックなロゴが特徴で2020年代に入り急速に広まりました。K-POPスターの着用や日本人Youtuberの着用により一気に知名度を上げ、現在日本の街でもよく見かけるブランドです。スウェット、パーカーに代表される商品が多く、トレンドのオーバーサイズ感やストリートテイストの強いグラフィックが特徴です。
OYのスタイルは皆様がイメージするようなK-POPスターのスタイリングに近いものと感じます。大胆なプリント、刺繍とともにトレンドを上手く落とし込んだアイテムに特徴されます。モードとストリートをミックスしたような独特な感性が多くの支持を得ているものと考えられます。Paragraph同様にアイコニックなロゴも重要なエッセンスです。
thisiseverthatは2010年ソウルで始まり、アメリカや日本のストリートシーンのテイストを大きく感じられるストリート系のブランドです。35歳以上の裏原ストリートブームを経験した人なら懐かしいと感じられるデザインが多いはずです。近年では世界中の有名ブランドとのコラボアイテムが多く、ブランド認知を大きく押し上げる要因の一つとなりました。
WOOALONGのロゴキャプは2022年の夏、日本で最も見かけた韓国ファッションの一つではないでしょうか?多くのK-POPスターがこぞって愛用しており、日本人ガールズユニットもMVで着用し話題となりました。発売アイテムの種類やサイジングはトレンドのストリートスタイルが中心です。シンプルなデザインが多くアイコニックなロゴを配置されている特徴があります。シンプルであるがゆえにフェイク商品が多く出回っているそうなので発売元には注意が必要です。
韓国ブランドを紹介するならADERERRORは忘れてはいけません。現在最も世界で認知されてる韓国ファッションブランドの一つです。韓国のみならず世界のファッショントレンドが凝縮されています。すべての商品がユニセックスなのが最大の特徴です。Maison Kitsuneとのコラボでは大きな話題を呼びました。様々なクリエイターが所属している為、ストリートがベースにありますが、トラッドやモードのエッセンスも感じられるのもが多いです。レンジが広いブランドであると言えます。
番外編
ここまでは、ストリートをベースとしたミドルレンジの価格帯でトレンドンディーなブランドを紹介しましたが、今注目のモードブランドをご紹介します。
ROKHは2016年韓国人デザイナー ロック・ファンによって始められました。 Celineのデザイナーとしてキャリアを積んだ韓国人デザイナーのブランドは瞬く間に世界のバイヤーに認知されるようになりました。様々なアイテムを再構築したアイテムが多く中でも定番のトレンチコートはとても定評があります。早いシーズンからクラッシュデニムを多く発表しておりました。現在はポストCelineとして一定の評価を得ています。
いかがでしたか?ストリートスタイルが好きな方ならピンとくる部分は大きかったのではないでしょうか?indigozineのStreet SnapでもParagaraphを着た方に登場いただきましたし、woooalongのキャップは夏によく見た印象です。今回はブランドの紹介で終わってしまいましたが次回はECモール編で最終章とさせて頂きたいと思います。
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